記者のためのデジタル防御

脅威の見積もり、端末とアカウントの強化、そして侵入後に検査で分かることをまとめます。

防御は買うものではなく続けるものです

一つの道具や設定で記者が安全になることはありません。効くのは習慣です。

守るものを見積もり、それに見合う対策をとり、担当や相手が変わったら見直す。この繰り返しです。

この文書は既存の手引きを置き換えるものではなく、防御が破られたあとに何が分かるかを扱います。

まず見積もりから

道具を選ぶ前に四つの問いに答えてください。何を守るのか、誰から守るのか、相手に何ができるのか、破られたら何が起きるのか。

地域の不正を追う記者と、安全保障を追う記者とでは、相手も必要な備えも異なります。

効果の大きい対策

  • 認証は物理鍵やパスキーを使い、SMSの確認番号に頼らない
  • 端末とパソコンの記録媒体をすべて暗号化する
  • 重要なやり取りは端末間で暗号化される連絡手段を使う
  • アカウントごとに異なるパスワードを保管する仕組みを使う
  • 更新をためない。狙われる不具合の多くは修正済みのものです
  • 取材用の環境と日常の環境を分ける

防御では足りないとき

備えは攻撃の入口を大きく減らしますが、免疫にはなりません。

操作を必要としない攻撃の例が報告されており、利用者に落ち度がなくても侵入されることがあります。

すでに何かが起きたと考える理由があるとき、必要なのは長い手引きではなく確認です。

検査で分かること

不審な接続の記録、勝手に作られた転送設定、見覚えのない設定情報、既知の不正なソフトウェアと一致する痕跡を探します。

取材源の秘匿を守るため、検査の対象はご自身または報道機関が権限を持つ端末とアカウントに限ります。

お約束すること

進め方

ご相談から報告書まで

01

はじめのご相談

創業者が直接うかがいます。秘密は守ります。売り込みはしません。

02

範囲と費用の書面

何をして、いつまでに、いくらかかるのかを書面でお示しします。あとから追加はしません。

03

調査と報告

手順を決めて検査し、経過をお知らせします。結果は書面にまとめます。

はっきりと

できることと、できないこと

できること

技術的な検査と証拠の保全を行います。取り扱いの記録を残し、確かめられる形で結果をお示しします。現地での作業が要る場合は、資格を持つ事業者と組みます。

できないこと

ひそかに監視するものではありません。取られた資金が戻るという約束はしません。正当な権限がある場合に限ります。

保有する資格

GIAC

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