すべてには備えられません
あらゆる危険に備えようとすると、疲れるだけで安全にはなりません。
見積もりとは、特定の記事や担当分野について五つの問いに答え、答えが示す少数の対策だけを行うことです。
五つの問い
- 何を守りたいのか。取材メモか、連絡相手の一覧か、未発表の原稿か。
- 誰から守りたいのか。個人の嫌がらせと組織的な相手とでは対策が違います。
- 守れなかったとき、どれほど困るのか。情報源の秘匿が破られる場合は最も重い結果です。
- その事態はどれくらい起こりそうか。多くの記者にとって最も多いのは偽の通知とアカウントの乗っ取りです。
- どこまでの手間なら続けられるのか。続かない対策は対策になりません。
答えを対策に変える
嫌がらせとアカウントの乗っ取りが主な心配であれば、認証の強化と控えの保存を先に行ってください。
高度な監視の対象になりうる立場であれば、端末の設定を厳しくし、取材用の環境を分けてください。
見積もりは一度きりの儀式ではありません。担当が変わったとき、出張のとき、新しい取材源ができたときに、五つの問いをやり直してください。















