小規模な法律事務所の備え

少人数の事務所が、依頼者の情報を守るために最初に整える点をまとめます。

守るものがはっきりしています

少人数の事務所が守るのは、依頼者から預かった情報です。

中小企業サイバー攻撃対応で最初に効くのは、複雑な仕組みではなく、少数の基本です。

先に整えるもの

  1. 認証を強くする。物理鍵やパスキーを使い、確認番号を短文メッセージで受け取る方法から離れます。
  2. 端末を暗号化する。持ち出す端末ほど効きます。
  3. 送金の確認手順を決める。依頼文に書かれた番号ではなく、あらかじめ決めた番号にかけ直します。
  4. 控えを取る。取れているかを、戻す訓練で確かめます。
  5. 誰が何を開けるかを整理する。退所した人の権限が残っていないかを見ます。

事故が起きたとき

端末を初期化しないでください。何が起きたかを示す記録ごと消えます。

記録の保存期間を延ばし、関係する端末を使わずに保管してください。この二つで、後から確かめられる範囲が大きく変わります。

米国の規制について

英語版のこのページは米国の規制を前提に書かれています。それは日本の読者の義務ではありません。

日本での義務については、所属する会や弁護士にご確認ください。

プランの比べ方

各プランに何が含まれるかの一覧です。
内容
基本
お問い合わせ
標準
お問い合わせ
上位
お問い合わせ
日々の備え
端末の設定の点検IncludedIncludedIncluded
資料の預かり方の整備Not includedIncludedIncluded
所内への説明の場Not includedIncludedIncluded
何か起きたとき
初動のご相談IncludedIncludedIncluded
端末の調査別途含む含む
書面での報告Not includedIncludedIncluded

お約束すること

お引き受けする範囲

行うこと

  • 事務所の端末とアカウントの点検
  • 依頼者の資料の預かり方の整備
  • 不審な動きが出たときの調査
  • 決めごとを書面にまとめること

行わないこと

  • 所内の方をひそかに見張ること
  • 許可のない端末やアカウントに触れること
  • 法律についての助言
  • 情報が漏れないという約束

ご依頼者にお願いすること

  • 対象となる範囲と権限の確認
  • 所内の窓口となる方のご指定
  • 決めごとを所内に伝えていただくこと

ここに書いた範囲は、契約の書面にも同じ形で入ります。

はっきりと

できることと、できないこと

できること

技術的な検査と証拠の保全を行います。取り扱いの記録を残し、確かめられる形で結果をお示しします。現地での作業が要る場合は、資格を持つ事業者と組みます。

できないこと

ひそかに監視するものではありません。取られた資金が戻るという約束はしません。正当な権限がある場合に限ります。

進め方

ご相談から報告書まで

01

はじめのご相談

創業者が直接うかがいます。秘密は守ります。売り込みはしません。

02

範囲と費用の書面

何をして、いつまでに、いくらかかるのかを書面でお示しします。あとから追加はしません。

03

調査と報告

手順を決めて検査し、経過をお知らせします。結果は書面にまとめます。

保有する資格

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